環境保全活動の状況

 1995年 植物の保護活動を開始した。 

  本会の会則の第4条の3に「学術的に貴重な植物の保護活動」がうたってあるが、これ
 まで何もできずに今日に至っていた。
 レッドデータブックが発行され、本県からも貴重
 な植物が消えつつあるという実態から、保護活動を進めることになった。

   1994年度はそういうわけで本会にとっては記念すべき年であった。
 (宮崎植物研究会会誌7号の事業報告記事から)

 1 ナガバノイシモチソウ群落の保存  2月25日実施  参加者20名
   S氏所有の湿地には東海要素の植物とくにナガバノイシモチソウが群生している。
  ところが最近になって富栄養化が進行し、高茎植物や樹木が進入しはじめ、貴重な湿生
 植物が危険な状態になってきた。
  S氏も体力的に湿原の植物の維持管理がということから本会初の保護活動物件となった。

    [
実施した活動] 
  本来自生しない高茎植物や樹木の除去、ヌマガヤ密生のはぎ取り。 

  2  オオヨドカワゴロモの自生地調査  3月11日   参加者10名
  野尻町、小林市境の橋上流の唯一の自生地が橋梁工事により絶滅寸前となり、このまま
 ではオオヨドカワゴロモが消えるのは時間の問題と思われた。
  その自生地の保存活動と他の自生地の確認が目的である。
 

   [実施した活動] 
  橋梁工事現場の自生状態は悪く手の施しようが無い。そこで、上流と下流を左岸・右岸に
 分かれて新自生地の調査をした。幸いにも下流部に
3箇所発見できた。
  しかし、どの株も泥で汚れ活力を欠いているので、クリーニングをした。  

  3  ツマベニチョウとギョボクの保存  3月19日   参加者6名 
  台風13号で鵜戸の北限のギョボクがダメージを受け、これを食草としている北限のツマベ
 ニチョウの保護が必要となった。
  そこで昆虫同好会と協力してギョボクの苗の植え込みをした。

 4  消えゆく植物写真展  フラワーフェスタ会場  3月16〜18日 
  約20枚の四切〜全紙の宮崎県から消えつつある野生植物写真を展示した。

 2002年(平成14年3月21日) 環境保護活動に対しMRT環境賞を受賞

 1995年4月以降の活動

月 日 種類 保護活動の内容 場所 参加者
1995 6月11日( 日) 湿原保護活動 前回に引き続き高茎植物や周辺樹木の除去、ヌマガヤ等の抜去、試験的にヌマガヤ、カモノハシ等の現植生のはぎ取りを実施した。 川南町湿原 11
11月4日(土) ノカイドウ調査 県から依頼があって、国の指定されている天然記念物ノカイドウの植生調査、株数調査及び倒木の処置法、増殖実験について確認調査した。 えびの高原 13
1996 1月21日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 水の汚染や土砂の流入により株の上にヘドロが被り発育状態が悪くなっているので、ヘドロ除去と自生地に侵入している水生蘚苔類の除去をした。 岩瀬川 8
6月23日(日) 湿原保護活動 前回高茎植物や周辺樹木の除去、ヌマガヤ等の抜去、試験的なヌマガヤ、カモノハシ等の現植生のはぎ取りの結果、ミミカキグサ類の復元が確認されたのではぎ取り場所をさらに拡大した。 川南町湿原 14
1997 8月3日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 前回の場所より下流側の取水堰下流のオオヨドカワゴロモのヘドロ除去と自生地に侵入している水生蘚苔類の除去をした。 岩瀬川 12
10月4日(土) 湿原保護とヒュウガタイゲキ自生地保全活動 試験的な除去実験をしている湿原で、条件の違う5地点について、腐植の厚すぎる場所の表土を剥ぐことを試験するため、植生調査後、小規模な表土はぎ取りを行った。 川南町湿原他 13
午後は、ヒュウガタイゲキの自生地で環境保全活動を行った。 新冨町 13
12月13日(土) 湿原保護活動 前回の作業に引き続き2箇所のはぎ取りと、水路を堰留めて水位の上昇対策をした。 川南町湿原他 16
1998 2月8日(日) 湿原保護活動 高鍋湿原のオープンを控えて関係者とともに保全活動(草刈)を行った。 高鍋湿原 20
8月2日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 橋下のオオヨドカワゴロモは橋梁工事以前の状態に復元していることが確認できたので、下流側の堰堤付近のヘドロ除去をした。 岩瀬川 9
1999 2月7日(日) 湿原とヒュウガタイゲキ保全活動 定期作業として湿原及びヒュウガタイゲキ自生地の環境保全活動を行った。 川南町湿原、新冨町 7
6月20日(日) ノカイドウ調査と除草活動 天然記念物ノカイドウの増殖実験地の活着状況確認とススキ等の除草をした。 県西部草原 14
7月4日(日) タヌキノショクダイ調査 御池周辺タヌキノショクダイの確認調査を行った。 高原町御池周辺樹林内 11
8月1日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 岩瀬川下流側の堰堤付近でも長雨の影響で増水があり保護作業は中止した。 岩瀬川 5
11月7日(日) ノカイドウの調査・除草活動 天然記念物ノカイドウの増殖実験地の活着状況確認とススキ等の除草をした。 小林市 8
2000 1月22日(土) オオヨドカワゴロモ保護活動 岩瀬川上流のダム建設計画に関して、カワゴロモ分布調査と生育状況調査が必要になったので、自生地周辺と下流側の調査を行った。 岩瀬川 10
1月23日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 同上の自生地上流側の調査を行った。 岩瀬川 4
2月13日(日) 湿原保護活動 湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 14
6月18日(日) 湿原保護活動 湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 23
11月26日(日) ノカイドウの保護活動 天然記念物ノカイドウの増殖実験地の活着状況確認と生育調査をした。 小林市 9
2001 2月4日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 雨天で保護作業は中止した。 岩瀬川 0
6月17日(日) 湿原保護活動 湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 10
11月25日(日) ノカイドウ調査と除草活動 天然記念物ノカイドウの増殖実験地の活着状況確認とススキ等の除草をした。 小林市 6
2002 2月24日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 地元団体も交えてオオヨドカワゴロモの保全活動をしたが、生育は順調で関係市町の天然記念物に指定されることが確定した。 岩瀬川 13
6月23日(日) 湿原保護活動 NPO団体と合同で湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 12
2003 1月26日(日) 湿原保護活動 NPO団体、高校生等20名も加わって湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 6
2月23日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 地元団体8名と合同で岩瀬橋上流側の保護活動を行ったが、泥が堆積して衰弱が目立った。 岩瀬川 8
6月22日(日) 湿原保護活動 雨天中止 川南町湿原 0
11月30日(日) 湿原保護活動 NPO団体8名と合同で湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 4
2004 2月22日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 推量少なく泥やゴミが多くて作業途中で雨になり保護作業を中断した。 岩瀬川 6
2005 1月23日(日) 湿原保護活動 NPO団体7名と合同で湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 6
2月19日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 地元市職員、地元団体、NPO団体と合同で保護活動を計画したが、水量が多すぎて作業を断念した。 岩瀬川 6
6月18日(日) 湿原保護活動 NPO団体7名と合同で湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原 9
2006 2月18日(土) オオヨドカワゴロモ保護活動 地元市職員、地元団体、NPO団体と合同で水量が多いため堰堤下流部だけの保護活動を実施した。 岩瀬川 7
2007 1月27日(土) オオヨドカワゴロモ保護活動 地元団体、地元有志等と合同でヤナギゴケ等の除去その他の保護活動を実施した。 岩瀬川 10
2月18日(日) 湿原,希少種保護活動 NPO団体5名と合同で湿原の保全活動(草刈)、希少種の保護活動を行った。 川南町湿原他 10
11月 23日(金) オオヨドカワゴロモ保護活動 有志参加者と観察会を実施後、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 14
2008 1月20日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 12
2月17日(土) 湿原,希少種保護活動 NPO団体3名と合同で湿原の保全活動(草刈)を行った 川南町湿原他 16
2009 1月25日(日) オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 50
2月15日(土) 湿原,希少種保護活動 NPO団体3名と合同で湿原の保全活動(草刈)を行った。 川南町湿原他 26
2010 1月23日(土) オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 52
2月14日(日) 湿原稀少植物保護活動 NPO団体、一般有志者と保全活動を実施した。 児湯の湿原 18
7月10日(土) 児湯稀少植物保護活動 口蹄疫騒動で予定の活動中止。 児湯地域
2011 1月22日(土) オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 30
2月19日(土) 児湯の稀少植物保護活動 NPO団体、一般有志者と雑物除去等の保全活動を実施した。 児湯地域 17
7月9日(土) 児湯稀少植物保護活動 雑物除去等の保全活動を実施した。 児湯地域 8
2012 1月21日(土) オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、建設省等職員、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 8名他52 
  2月19日(土) 児湯の湿原植物保護活動 NPO団体等と雑物除去等の保全活動を実施した。 児湯地域 12名他4 
2013 1月19日(土)  オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、建設省等職員、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 4名他41 
2013 2月16日(土)  児湯の湿原植物保護活動 NPO団体等と雑物除去等の保全活動を実施した。 児湯地域  8名他9 
2014 1月18日(土)  オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、建設省等職員、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 6名他36 
  2月1日(土) 宮崎市折生迫 井上会員が確認したフカノキ群落の調査を行った。 折生迫 10
 〃 2月15日(土)  児湯の湿原植物保護活動 作業中に対称場所が太陽光発電用に売却されるとの知らせがあり、作業中断し、新富町のヒュウガタイゲキ自生地の保護活動を行った。 児湯地域  7名他7 
 〃 4月27日(火)  児湯の湿原植物保護活動 太陽光発電用に売却された場所の希少植物を適地に移植する為の整地草刈り等の作業を行った。 児湯地域  15名他13
 〃 5月17日(土)  児湯の湿原植物保護活動 前回整地した移植先の湿原に軽トラ等で根ごと大きく掘り取った希少種を運んで、湿原の中を泥濘ながら人力で運搬し、植えつけた。新富町のヒュウガタイゲキ自生地の保護活動を行った。 児湯地域  11名他3 
2015  1月24日(土)  オオヨドカワゴロモ保護活動 NPO団体、建設省等職員、一般有志者とヘドロ、雑物除去等の保護活動を実施した。 岩瀬川 3名他47 
 〃 2月14日(土)  児湯の湿原植物保護活動 新移植先地で除草・整地などの整備作業を行った。新富町のヒュウガタイゲキ自生地の保護活動を行った。 児湯地域  11名他6 
  5月30日(土) 新茶屋湿原観察と湿原植物保護活動 グリーンヘルパーメンバーと移植地の雑物除去等の保全活動を実施した。 児湯地域 8名他13 
2016 1月23日(土)  オオヨドカワゴロモ保護活動 小林市呼びかけ等で、NPO団体、建設省等職員、一般有志者で、川石泥 、川岸等の清掃等を実施した。 岩瀬川 13名他57 
2月14日(日)  児湯の湿原植物保護活動 雑物除去等の保全活動を実施した。(グリーンヘルパーメンバーも参加)新富町のヒュウガタイゲキ自生地雑物除去作業を行った。 児湯地域  8名他6 
2016 5月7日(土)  新茶屋湿原観察と湿原植物保護活動 移植地の雑物除去等の保全活動を実施した。 児湯地域 10
2017 1月21日(土)  オオヨドカワゴロモ保護活動 小林市呼びかけ等で、NPO団体、建設省等職員、一般有志者で、川石泥 、川岸等の清掃等を実施した。 岩瀬川 11名他63 
2017 2月18日(土) 新茶屋湿原観察と湿原植物保護活動 移植地の雑物除去等の保全活動を実施した。グリーンヘルパーメンバー6の積極参加があった。 児湯地域 12名他6 
2017  6月10日(土) 新茶屋湿原観察及び保全動 移植地の雑物除去等の保全活動を実施した。グリーンヘルパーメンバー6の積極参加があった。 児湯地域 8 
 2018 1月27日(土)  オオヨドカワゴロモ保護活動(岩瀬川) 小林市呼びかけ等で、NPO団体、建設省等職員、一般有志者で、川石泥 、川岸等の清掃等を実施した。 岩瀬川 7名他62 
 2018 2月24日(土) 児湯地区保全活動 移川南町有湿原の保全活動を行った。グリーンヘルパーメンバー3名の参加があった。 児湯地域 12名他3